Masayo Dressmaking Studio
洋服を作るということ。デザインを考え型紙を引き、裁断、仮縫い、縫製とすべて根気のいる作業ですが、それは私にとってとてもワクワクして、楽しく、没頭できる仕事です。
今は洋服は海外で作ったおしゃれなものがとても安くすぐに手に入る時代になりました。デザインの流行もすぐに変わって、古くなったデザインの洋服や着なくなった洋服はすぐに大量に処分されてしまう時代でもあります。
では、こんな時代に洋服を作る意味は何だろう、と私は考えました。流行を追った洋服を次々に大量に海外で作ってすぐに捨てられる服よりも、多少の時間がかかっても、私は大切に着られてお直しをしながらも時代を超えて受け継いでいけるようなデザインで上質な洋服を丁寧に、自分で作りたいと考えました。
環境に配慮して作られた上質な生地を選び、その生地に似合う糸やボタンをじっくり選ぶ。一人ひとり違う身体の形に合ったデザインを考え、サイズのぴったり合った洋服を丁寧に、日本で仕立てる。その洋服を着る方や家族のドラマに寄り添えるような洋服づくりをしていきたいと思い、Masayo Dressmaking Studioを開きました。
現在は今井真代がデザイン、型紙制作、縫製まで名古屋にて一人で行っています。
今井 真代(いまい まさよ)
<文化服装学院学習グループ指導員/生涯学習2級インストラクター/獣医師/2児の母>
<略歴>
千葉県出身。東京農工大学農学部獣医学科卒業。獣医師。
動物と人間と自然との共生について学びたかったため獣医学科に進み、
学生時代は東京都御蔵島村の野生のミナミハンドウイルカの調査に没頭。
卒業後は御蔵島、企業での研究職、動物病院で働く。
2012年から洋裁教室に通い、洋服づくりに目覚める。
子育てをしながら文化服装学院の通信教育服装コースを受講し、2018年修了。
2022年同デザイン画コース修了。
夫の赴任先のアメリカシアトルの自宅にて洋裁教室を主宰。
文化服装学院学習グループ指導員、生涯学習2級インストラクター資格取得。
動物と自然に優しく、人が輝くような洋服づくりを目指して
2021年、自然豊かな名古屋・翠松園にてMasayo Dressmaking Studioを開く。
8歳男の子と6歳女の子の子育て真っ最中。